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Posted by ミリタリーブログ  at 

2017年02月03日

Talvisota(映画)

「Talvisota」は日本語で「冬戦争」、邦題「ウィンター・ウォー-~厳寒の攻防戦~」です。

以前の記事「Framom främsta linjen(映画)」が「継続戦争」を舞台としていましたが、当作品はタイトル通り「冬戦争」です。

物語は、開戦直前にフィンランドのパーシキヴィ外相とソ連のモロトフ外相がモスクワで会談を重ねている時期から始まります。「演習」との名目で、「民間防衛隊」と「召集兵」の合流から始まります。

このあたりの描写は、さすが本場という感じです。「民間防衛隊」は、「Kenttälakki m/27(野戦帽)」を被っていたり、「召集兵」はコカルデ(円形章)を私物の防止に取り付けていたりと、さりげなくリアリティを感じさせるものでした。

「リアルな戦闘描写」との売り文句ですが、1989年の作品としては「それ相応」のものかと感じました。ただし、パッケージでは「プライベート・ライアン」、「スターリングラード」に匹敵するとありますが…その辺りは、ハリウッド映画とフィンランド製作ですのでお察しください。

個人的には、いろんなところに「フィンランド」らしさもあり、「冬戦争(書籍)」や「白い死神(書籍)」の一部分を映像化するとこうなるのだろうと思える「大満足」な作品でした。

  


Posted by L.A.Thorne  at 22:38Comments(0)戦争映画

2016年12月27日

ブルー・マックス(映画)

原題も「The Blue Max」です。

1966年の映画です。メインキャストは、若き日の「ジョージ・ペパード」です。TVドラマ「特攻野郎Aチーム」の「ハンニバル」大佐です。

ストーリーは、ウィキペディアに詳しく書かれています。

私、個人として何が好きかというと「再現機」を使った映像です。「トラ・トラ・トラ!」の「T-6テキサン零式艦上戦闘機」や、「バルティBT-13九九式艦上爆撃機」、「ハイブリット九七式艦上攻撃機」の「ノリ」ですが…(ブルー・マックスの方が古いのですが)。

CGでは、味わえない「空気感」が好きなのです。ちなみに「空軍大戦略」も、好きなのですが、あれは…「スツーカがねぇ〜」という感じです。どこかの「大金持ちの好事家」が「スツーカのレプリカ」を使って、「撮り直しをしてくれないものですかねぇ〜」

そういや、ハンス・U・ルーデル大佐、連合国への投降時に、わざとJu 87スツーカの主脚を破損したとか…もったいないですね。破損させなければ、今頃、どこかの博物館に展示されてたでしょうに。それとも、「ヨシフ・スターリン」が強奪して破壊していたのでしょうか…。「ソ連人民最大の敵」ですから。

ルーデル大佐

階級や名前が思いつかなかったので、勢いで「刺繍」してもらったメームパッチです。貴重なものに「いたずら」してしまった感じですが。




  


Posted by L.A.Thorne  at 23:39Comments(0)戦争映画

2016年12月17日

スターファイター〜未亡人製造機と呼ばれたF-104〜(映画)

原題は「Starfighter – Sie wollten den Himmel erobern」と言い、「未亡人」どうこうではないのですが…。

内容は、ドイツ連邦空軍が創設され数年経った1962年の「スターファイター事件」を題材としたドラマです。フィクションです。

「ロッキードF-104スターファイター」に関しては、109人のドイツ連邦空軍パイロットが墜落で亡くなっていながらも、50数年たった現在もなお未解決であるということです。「政治的隠蔽」が疑われ、解明が求められているようです。

なお、詳細はご視聴下さい。(ネタバレになりますので、ここでは書きません)

さて、私はミリタリーマニアですので、その視点からネタバレを避けつつ書いていこうと思います。(ネタバレの可能性もありますので、ご視聴予定の方は、ご視聴後にお読み下さい)



「ロッキード F-104 スターファイター」は、もちろんCGで再現されています。マーキングなどは専門外なので、なんとも言えませんが…途中、スウェーデン空軍との絡みがあるのですが、「サーブ35ドラケン」が出てきました。ストーリー上、「ドラケン」である必要はないのではないかと思いますが、CGの「ドラケン」が飛んでました。

私の「趣味」は、「制服」ですので、ストーリーや戦闘機ではなく、キャストの「衣装」に着目します。

個人的感想ですが、あくまで「メインテーマ」は「スターファイター事件」なのですが、「時代考証」がしっかりしているというか、「こだわり」を感じたというか、「フライト・スーツ」、「フライト・ジャケット」などの「再現性」は高いのでしょう。

舞台となった「第31戦術航空団”ベルケ”」のパッチは再現されたいました。「フライト・スーツ」、「フライト・ジャケット」の階級章も再現されてます。

「制服」では、「士官用のシルバーモールのパイピング」
アメリカ空軍のパイロット章(←当時はアメリカ空軍での訓練が必要であったようです。)」
礼装時の「飾緒」や、「兵・下士官」の「ヘルメット(USタイプ)」、「コンバット・ブーツ(ハトメの物)」
ドイツ連邦陸軍「将官」や「大佐」と「Schirmmütze,Grau(制帽)」など、「細かいこだわり」がありました。まだまだ、いっぱいありそうです。

その他には、航空団司令(大佐)のみ「Bandspange(略綬)」を着用しており、それは、1957年より着用可能となったNSDAP期の物であったなど…「二級鉄十字章、「戦傷章」、「二級戦功十字章」、「東部戦線従軍章」だと思います。

ちなみに、国防大臣は「カイ=ウヴェ・フォン・ハッセル」がモデルのようです。ご子息は「連邦空軍」ではなく「連邦海軍」のようですが。

最後に、「ドイツ連邦空軍」の「ロッキード F-104 スターファイター」と言えば、「黒い悪魔」と言われた「エーリヒ・ハルトマン」が著名かとは思いますが、登場はしません。
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Posted by L.A.Thorne  at 21:57Comments(0)戦争映画

2016年12月12日

クロッシング・ウォー 決断の瞬間(映画)

アフガニスタンに派兵された、ドイツ連邦陸軍大尉が主人公の映画です。

現地の状況と派兵されたドイツ連邦陸軍兵士の間に生じる様々な葛藤を描いた作品でした。

今後、「kaketsuke-keigo」が任務に付与された「自衛隊」も体験することとなる葛藤なのでしょうか…。

ちなみに、本映画でのドイツ連邦陸軍の任務は、「現地人(反タリバン勢力)」保護です。タリバンから攻撃もされていましたので、「戦闘行為」をしていました。

内容は、それぞれDVDなどで、ご覧いただくとして…。

色々と勉強になりました。

「サブデュード」の「ベルクロパッチ(ワッペン)」を右腕につけていました。「ISAF」のではなかったです、昔の「1. Luftlandedivision(第1空挺師団)」のデザインに似ていました。それと、ドイツ連邦陸軍も戦闘服につけるようになったんですね。

それと、できれば入手してみたいと思ったのが、ベルクロの階級章です。「ドイツ連邦陸軍階級章」、「合衆国陸軍階級章」、「OF-2(NATO階級符号)」 「ダリー語(?)」、「パシュトー語(?)」が、一つになったものをつけていました。「ミックスされた階級章」…今まで見たことがなかったので、現在のところ興味津々。ベトナム戦争期に、「合衆国陸軍階級章」以外に、「南ベトナム軍階級章」を別につけている写真などは見たことがあるのですが「ミックスされた階級章」があるとは…。

<お詫び>
DVDを再視聴、一時停止し一部訂正しました。  


Posted by L.A.Thorne  at 00:06Comments(0)戦争映画

2016年11月27日

「友よ、風に抱かれて」

フランシス・フォード・コッポラ監督の1987年公開作品です。

ベトナム戦争中期、アーリントン国立墓地の儀仗隊である「第3合衆国歩兵連隊第1大隊」を舞台とした…戦争ドラマといえば内容が伝わるでしょうか。

戦闘シーンはありません。少尉に任官し、ベトナムで戦功をあげ「CIB(戦闘歩兵章)」の受賞を目指す若者と、ジェームズ・カーン演じる上官で、朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍した古参軍曹を取り巻くヒューマンドラマです。

作品中で何度となく古参軍曹などが「ベトナムには前線はない」←意訳しますと、「ベトナムの戦闘は、戦争とは言わない」とでも訳せるでしょうか。

そんなセリフもありますので、「反戦映画」にカテゴライズされているようです。

フランシス・フォード・コッポラ監督ですので、「地獄の黙示録」同様、戦争を肯定するものではないことは確かでしょう。

さてこの映画、メッセージなどを差っ引いて、当時の「礼装」、「制服」、「戦闘服」が出るわ出るわ…という点で、私好みの作品です。

何よりも、「CIB(戦闘歩兵章)」というものが、兵士にとってどのようなものか少し理解できたように感じました。

  


Posted by L.A.Thorne  at 00:01Comments(0)戦争映画

2016年11月14日

北京の55日

昨日、気まぐれで、「北京の55日」を数十年ぶりで…たぶん、30年ぶり位…鑑賞しました。

「義和団の乱」が舞台ですので、1900年。つまり「日清戦争」後で、「八甲田山」や「二百三高地」よりも昔。

主演のチャールトン・へストンは合衆国海兵隊少佐ですが…なんだか騎兵隊みたいな…ブルーのシャツにブーツでした。
海兵隊章や階級章のデザインは、現代と変わらないです。
ただし、礼装は白のトラウザーズですが、たぶん黒のナポレオンジャケット。
現在の海兵隊の礼装に通づるものを感じましたが、個人的には現在の礼服の方が格好いいと思います。
ちなみに、兵下士官用ではなく、士官用の黒のジャケットにサムブラウンベルト、白のトライザーズがお気に入りです。

しかし、1900年となると軍服での判別ができなかったことは、少し自信喪失でした。

個人的な見所は、ラスト近くの援軍の到着シーンです。
英領インド(緋色のターバンより)、大英帝国(バグパイプより)、アメリカ(マーチより)、ドイツ帝国(ドイツ語が聞こえました…たぶん。それとグースステップしてます)、イタリア王国(ベルサリエリですよ。)、ロシア帝国(ロシア語で歌ってますね)、フランス(行進曲から)、大日本帝国海軍。
それぞれ、個性が描かれています。BGMだけでなく、行進に違いをつけています。
こういうところは、少し感慨深くなります。…手を抜いていなかったんだと。
とは言っても、帝国陸軍士官が帝国海軍陸戦隊を率いている描写と思いますので、軍服の考証は違うんでしょう…。

個人的に好みではないのですが、ベルサリエリの羽根飾り(ピューメ)は、「軍服」好きの心をくすぐります。
伝統といえば伝統なのですが、現代でも、迷彩カバーを被せたヘルメットにまで着けるのですから。
一時期、小さくしたものをベレー帽に着けたものが採用されたとか聞きますが、それなら入手してみたいかも…です。

  


Posted by L.A.Thorne  at 00:34Comments(0)戦争映画

2016年11月13日

「グリーンベレー」

30年位前には、やたらテレビで「戦争映画」の放送があった。

テレビドラマ(再放送)も、「コンバット」、「ラットパトロール」、「頭上の敵機」などが深夜帯に放送されていました。

そんな環境で、とても好きだったのが、ジョン・ウェイン主演の「グリーンベレー(映画)」…今となれば、プロパガンダ映画と片付けられてしまいそうですが…当時、中学生だった私には、そんな理解はなく。

ただただ「タイガーストライプを着て、グリーンベレーを被り、M16小銃を手にした特殊部隊」の彼らが格好良かったんです。

もちろん、「地獄の黙示録」のマーティン・シーンや、「ディア・ハンター」のロバート・デ・ニーロも、格好良かった。

今さらながら、見返してみると「グリーンベレー(映画)」の前半で、ジョン・ウェインが着ている「カーキ」の制服や、「ディア・ハンター」で帰還したロバート・デ・ニーロが着ていた「オーバーコート」、「制服(AG-44)」といった個人的見所を再発見するのですが…。

ちなみに、デ・ニーロの制服の部隊章は考証の間違いかも知れません。たぶん、間違い。

さて、こんな私が手にしたのが、「グリーンベレー(映画)」の原作である、ロビン・ムーア著の「グリーン・ベレー」でした。

けっこう、ハチャメチャでカッコイイ、本物のグリーンベレー隊員の記録…

…数十年後、「グリーンベレー(映画)」でジョン・ウェインが演じた「マイク・カービー大佐」のモデル、スチーブ・コーニー大尉が、ラリー・アラン・ソーンだと知ることとなり、私のコレクションモデルの筆頭となりました。

デコレーションなどのイメージは、KIA前の、アメリカ陸軍大尉としました。

ラリー・アラン・ソーンについては、ウィキペディアに詳細が掲載されていますので、興味のある方は閲覧してみてください。  


Posted by L.A.Thorne  at 21:51Comments(0)戦争映画