2017年02月03日

Talvisota(映画)

「Talvisota」は日本語で「冬戦争」、邦題「ウィンター・ウォー-~厳寒の攻防戦~」です。

以前の記事「Framom främsta linjen(映画)」が「継続戦争」を舞台としていましたが、当作品はタイトル通り「冬戦争」です。

物語は、開戦直前にフィンランドのパーシキヴィ外相とソ連のモロトフ外相がモスクワで会談を重ねている時期から始まります。「演習」との名目で、「民間防衛隊」と「召集兵」の合流から始まります。

このあたりの描写は、さすが本場という感じです。「民間防衛隊」は、「Kenttälakki m/27(野戦帽)」を被っていたり、「召集兵」はコカルデ(円形章)を私物の防止に取り付けていたりと、さりげなくリアリティを感じさせるものでした。

「リアルな戦闘描写」との売り文句ですが、1989年の作品としては「それ相応」のものかと感じました。ただし、パッケージでは「プライベート・ライアン」、「スターリングラード」に匹敵するとありますが…その辺りは、ハリウッド映画とフィンランド製作ですのでお察しください。

個人的には、いろんなところに「フィンランド」らしさもあり、「冬戦争(書籍)」や「白い死神(書籍)」の一部分を映像化するとこうなるのだろうと思える「大満足」な作品でした。





同じカテゴリー(フィンランド軍)の記事
 YouTubeで観るフィンランド軍〜その1〜 (2017-01-07 00:34)

Posted by L.A.Thorne  at 22:38 │Comments(0)フィンランド軍戦争映画

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。