2016年12月27日
(資格章)〜その3〜
中央にポツンとつけているものを「Abzeichen für besondere Leistungen im Truppendienst」と言います。気の利いた日本語訳が思いつかないのですみません。「スポーツ章」とされていることもあります。規定の「射撃」、「体力」などをクリアすると受賞することとなりますので、「スポーツ」と言えば「スポーツ」かと納得させられる日本語訳かと思います。
種類は、「パラシュート章」に準じます。同じく「手刺繍」も自己調達とのことです。
その他は、ポケットのフラップに「ネームプレート」を、ポケットの上に、略綬をつけます。
2016年12月23日
(資格章)〜その2〜
「パラシュート章」の「ゴールド」です。「パラシュート章」は「ブロンズ」、「シルバー」、「ゴールド」の3ランクです。
制服への着用は、「刺繍」のものも着用可能です。ただし、自己調達に限ってです。つまり官給品としては「金属章」のみのようです。
作りは、欧州らしく…プレス加工ですが、「ピンバック」ではなく「クラッチバック」です。
その他、「パイロット章」などの「資格章」も、右ポケット上部に着用します。
「パラシュート章」については、4代目デザインのもので、画像では若干判別しにくいと思いますが、パラシュートを囲むリーフが縦長楕円です。3代目デザインでは、正円のリーフでした。最初期は、NSDAP期の「降下猟兵章」のデザインに左右にリーフを追加したものです。「ベレー章」が「降下猟兵章」を踏襲したので、「資格章」は、別デザインになったようです。
「刺繍」の「資格章」も、未入手なので入手したら、比較できるように公開予定です。
2016年12月23日
(資格章)〜その1〜
KSKの「資格章」です。「手刺繍」のものです。
右胸ポケットには、その他の「資格章」を縫い付けます。
その他の「資格章」は、ドイツ連邦陸軍のレギュレーション「Zentralrichtlinie A2-2630 0-0-5」を閲覧していただくか、ここをご覧ください。
「肩章」タイプの「部隊章」を同様で、兵・下士官用は「機械刺繍」、士官用は「手刺繍」です。
2016年12月22日
Verbandsabzeichen(部隊章)〜その2〜
「胸章」です。「Stabs- und Versorgungskompanie(司令部支援中隊)」のものです。
手元には、こんなものもありますが…「ピンバック(アメリカ軍の金属章によく見られるものです。バタフライピンとも)」なので、「民生品」ではないかと思います。
個人的に、「階級」と整合性がついているのかは不明です。正直なところ、現状では「これ」しか手に入らないので残念ですが。「ドイツ連邦陸軍制服」に手を出して、最も困難を感じている「モノ」です。これは…「なかなか意図したものが手に入らない」といったところでしょうか。
より整合性のあるものが入手できれば、公開したいと思います。今回は「これでご容赦を」
2016年12月22日
Verbandsabzeichen(部隊章)〜その1〜
「Verbandsabzeichen」は、日本語意訳すると「部隊章」となるのでしょうか…。
ドイツ連邦軍では、左肩と右胸につけます。まずは、「肩章」からです。
ドイツ連邦陸軍の「肩章」「胸章」は、例えば「A師団B旅団」であれば、「肩章」が「A師団」、「胸章」がB旅団」となります。ただし、「肩章」には「旅団(規模のものを含む)」のものもあります。「胸章」は「大隊」や「中隊」にもある場合があります。現在の編成などはここから観ていただけます。
画像は、いわゆる「KSK(特殊作戦コマンド」のものです。「モールで刺繍された」少しゴージャスなものですので、「士官用」になります。
この画像は、「兵・下士官用」のもので、青い方が「Division Spezielle Operationen」のもので、現在はグレーの「Division Schnelle Kräfte」に置き換わったようです。
ドイツ連邦陸軍の「部隊章」で、特徴的なのは、ベースは同デザインなのですが、「トリミング」違いがあります。
「士官用」と「兵下士官用」を見比べていただければ、わかるかと思いますが、「兵・下士官用」の「トリミング」には、黒いラインが追加されています。この「黒いラインのあるトリミング」のあるものが、「師団」本部などとなり、以下「白」、「赤」、「黄」…とあります。「白」は「KSK」ですが、「赤」、「黄」は、それぞれ、「第26空挺旅団」、「第31空挺旅団」となります。他には、「黒」などの場合もあるようです。
ドイツ連邦軍では、左肩と右胸につけます。まずは、「肩章」からです。
ドイツ連邦陸軍の「肩章」「胸章」は、例えば「A師団B旅団」であれば、「肩章」が「A師団」、「胸章」がB旅団」となります。ただし、「肩章」には「旅団(規模のものを含む)」のものもあります。「胸章」は「大隊」や「中隊」にもある場合があります。現在の編成などはここから観ていただけます。
画像は、いわゆる「KSK(特殊作戦コマンド」のものです。「モールで刺繍された」少しゴージャスなものですので、「士官用」になります。
この画像は、「兵・下士官用」のもので、青い方が「Division Spezielle Operationen」のもので、現在はグレーの「Division Schnelle Kräfte」に置き換わったようです。
ドイツ連邦陸軍の「部隊章」で、特徴的なのは、ベースは同デザインなのですが、「トリミング」違いがあります。
「士官用」と「兵下士官用」を見比べていただければ、わかるかと思いますが、「兵・下士官用」の「トリミング」には、黒いラインが追加されています。この「黒いラインのあるトリミング」のあるものが、「師団」本部などとなり、以下「白」、「赤」、「黄」…とあります。「白」は「KSK」ですが、「赤」、「黄」は、それぞれ、「第26空挺旅団」、「第31空挺旅団」となります。他には、「黒」などの場合もあるようです。
2016年12月17日
Fangschnur(飾緒)
「士官用飾緒」です。「将官用」は、ゴールドになります。主にパレードや礼装時に着用するようです。
「下士官用」は、「Kompaniefeldwebel」といい、シンプルなものが別にあります。
ざっくりとした説明ですみません。どうにも謎な装備品でして、言い訳ですが、私が入手した経緯は「迷彩戦闘服」に装着された状態だったもので…。
その他、「飾緒」という飾り的なものではなく「Schützenschnur(射撃賞)」というものを着用することもあります。
2016年12月11日
Ärmelstreifen(袖章)
折りカフスに、Ärmelstreifen(エルメルシュトライフェン)…NSDAP期の制服の一つの特徴かと思いますが、ドイツ連邦陸軍では、航空兵科や士官学校、下士官学校のほか、第9装甲教導旅団(Panzerlehrbrigade 9)以外では、着用はありません。
ドイツ連邦空軍には残っているようです。
呼び名は「Ärmelband(エルメルバント)」です。
ドイツ連邦空軍には残っているようです。
呼び名は「Ärmelband(エルメルバント)」です。
2016年12月11日
Schulterklappe(肩章)〜その3〜
参考までに、左が「兵用」、右が「下士官用」です。両方とも、タブ取り付けタイプです。
「下士官用」は、デザインはNSDAP期と同じかと思いますが、「ピブ」ではなく、写真のような金属章をつけます。「兵用」にも、金属章をつけて階級をあらわし、「Winkel(ヴィンケル)」と言われるような袖章はつけません。
2016年12月11日
Schulterklappe(肩章)〜その2〜
左がジャケットやシャツに取り付けられたループを使うタイプ。中央がジャケットに取り付けられたタブに縫い付けるタイプ、右がジャケットの肩に縫い込むタイプです。
中央のタイプ、裏側は、このような感じです。
ちなみに、昨今入手可能なジャケットでは、中央か右のタイプを取り付けることになるかと思います。
2016年12月11日
Schulterklappe(肩章)〜その1〜
Schulterklappe(シェルタークラッペ)
Eichenlaub(オーク)に、Stern(星)1つで、少佐です。
階級章は、ひっくるめて「Dienstgradabzeichen(ディーンストグラートアブツァイヒェン)」といいます。詳細はリンク先で確認して下さい。
ドイツ連邦軍では、NADAP期まで使われていた「Schulterstück(シェルターシュトゥッケ)」はなくなりました。←これが、大きくイメージが変わった一因ではないでしょうか。
Eichenlaub(オーク)に、Stern(星)1つで、少佐です。
階級章は、ひっくるめて「Dienstgradabzeichen(ディーンストグラートアブツァイヒェン)」といいます。詳細はリンク先で確認して下さい。
ドイツ連邦軍では、NADAP期まで使われていた「Schulterstück(シェルターシュトゥッケ)」はなくなりました。←これが、大きくイメージが変わった一因ではないでしょうか。