2016年11月27日

「友よ、風に抱かれて」

フランシス・フォード・コッポラ監督の1987年公開作品です。

ベトナム戦争中期、アーリントン国立墓地の儀仗隊である「第3合衆国歩兵連隊第1大隊」を舞台とした…戦争ドラマといえば内容が伝わるでしょうか。

戦闘シーンはありません。少尉に任官し、ベトナムで戦功をあげ「CIB(戦闘歩兵章)」の受賞を目指す若者と、ジェームズ・カーン演じる上官で、朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍した古参軍曹を取り巻くヒューマンドラマです。

作品中で何度となく古参軍曹などが「ベトナムには前線はない」←意訳しますと、「ベトナムの戦闘は、戦争とは言わない」とでも訳せるでしょうか。

そんなセリフもありますので、「反戦映画」にカテゴライズされているようです。

フランシス・フォード・コッポラ監督ですので、「地獄の黙示録」同様、戦争を肯定するものではないことは確かでしょう。

さてこの映画、メッセージなどを差っ引いて、当時の「礼装」、「制服」、「戦闘服」が出るわ出るわ…という点で、私好みの作品です。

何よりも、「CIB(戦闘歩兵章)」というものが、兵士にとってどのようなものか少し理解できたように感じました。





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Posted by L.A.Thorne  at 00:01 │Comments(0)戦争映画

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